6月定例会市政一般質問

市役所本庁舎の整備について

橋本
市役所本庁舎の早急な建設が必要と思われるが、今後どのように進展されるのか。

総合政策部長
本庁舎の整備については、耐震補強および建て替えの両面から調査研究を行ってきましたが、平成24年度の新聞社の行った市民アンケート調査において、本庁舎整備については耐震化で対応すべきとの意見が多かったことも踏まえ、現在の厳しい財政状況下に早期に本庁舎の安全性を確保するための方策は、耐震補強による耐震化が現実的であると判断し、工法について検討を進めてきました。この中で、平成26年度には、財政負担の少ないと言われる免震工法についての検討も行いましたが、本庁舎が崖地にあり特異な構造を有していることで、耐震工法の方が経済的であることが明らかになりました。その結果を平成27年3月に開催された第7回公共施設等整備調査特別委員会において説明しましたが、耐震化のみならず、老朽化対策もあわせて検討するよう指摘されたところです。そのため、現在、老朽化対策を含めた耐震化の調査を進めており、調査が終了次第、特別委員会で説明する予定です。

定住自立圏構想について

橋本
定住自立圏構想では、どのようなことに取り組むのか。

市長
定住自立圏構想において取り組みを想定している事業は、【1】生活機能の強化として、医療サービスのさらなる向上を目指しての地域医療連携体制整備、圏央道開通により立地利便性の高まる新4号国道沿線の地方創生としての新規工業団地開発、住民生活の安全安心のさらなる向上を目指しての消防・救急体制の連携強化など、【2】結びつきやネットワーク強化として、住民の交通利便性向上を目指しての、コミュニティーバス等、地域公共交通の連携強化など、【3】マネージメント能力強化として、行政のさらなる効率化を目指しての職員研修の充実や、高度な専門家等の人材確保事業等です

12月定例会市政一般質問

定住自立圏構想について

橋本
定住自立圏構想の計画と、新4号国道の周辺地域の活性化についての考えは。

市長
結城市との友好都市締結は定住自立圏構想への足がかりであり、結城市との連携事業が他市町との構想に好影響をもたらすと考えています。新4号国道沿いには工業団地、医療機関が近接しており、雇用環境の拡充とともに良好な住環境になり得る地域であることから、連携を図ることにより両市の若い世代の定住に結びつくと考えられます。構想策定にあたっては、若者の定住施策を盛り込んでいきたいと考えています。

レジャープールの整備

橋本
小山広域保健衛生組合の余熱を利用したレジャープールの施設の内容について伺う。

企画財政部長
幼児用プール、子ども用プール、ウォータースライダー、ふれあいプール等を配置した建物規模3000㎡程度の全天候型レジャープールの整備を計画しています。国県補助金を調査するとともに、魅力ある施設整備と維持管理運営の負担軽減のため民間の資金や技術、アイデア、ノウハウ等も活用します。エネルギー回収推進施設周辺の場所を想定し、イベント等において周辺道路の混雑が懸念されるため、間中橋方面へのアクセス経路の整備を図ります。

※定住自立圏構想とは
「中心市」の都市機能と「周辺市町村」の魅力を活用して、相互に役割分担し、連携・協力することにより、地域住民のいのちと暮らしを守るため、圏域全体で必要な生活機能を確保し地方圏への人口定住を促進する政策。

2月定例会 市政会・会派代表質問

  1. 新年度予算の特徴と新規事業について
  2. 地域防災の強化について
    • 防災広場の整備について
  3. 社会資本整備について
    • 粟宮新都心の整備方針について
    • 新4号国道の活用について
  4. 定住自立圏構想について
  5. こどもの国事業の推進について
    • 思川豊田緑地整備について
    • 渡良瀬遊水地の賢明な活用について
    • 小山総合公園の整備について
    • 広域組合の余熱を利用した施設の整備について
  6. 教育行政について
    • コミュニティスクールの方向性について

橋本
粟宮新都心基本計画において、粟宮地区まちづくりを核とするゾーンをどのように整備するのか。

都市整備部長
粟宮地区まちづくりを核とするゾーンは、既存住宅地の環境整備と狭隘道路の整備を進めます。優先的に進める事業として、主要地方道小山環状線南側で、JR東北新幹線東側の低未利用地がまとまって存在する地区において、土地の有効利用を図るため、平成27年10月5日に地元の関係権利者による設立準備会が設立され、組合施行の土地区画整理事業の導入を目指しています。平成28年度予算において1000万円を確保し、組合設立に向けた、より詳細な検討をするための測量調査および区画整理設計を実施する予定です。

橋本
渡良瀬遊水地を賢明に活用して、コウノトリ等の飛来地にするための施策を伺う。

総合政策部長
昨年11月、関係10市町などによる広域的な組織として、渡良瀬遊水地エリアエコロジカル・ネットワーク推進協議会が、発足しました。同協議会は河川および周辺地域において、コウノトリやトキを指標として、多様な生物の生育可能な自然環境の保全、再生方策を推進し、にぎわいのある地域振興、経済活性化方策に取り組み、魅力的な地域づくりを実現することを目標としており、河川や水田などにおける生物の生息・生育の場の保全整備等について議論を進めています。本市のふゆみずたんぼ、なつみずたんぼの取り組みは、コウノトリやトキの餌となるドジョウやカエル、小魚などが年中生息する環境の創出に寄与するものです。今後も同協議会と連携し、コウノトリ、トキの野生復帰を推進します。

※小林英恵議員が「粟宮新都心整備」について、嶋田積男議員が「コミュニティスクール」について、それぞれ関連質問を行いました。